マロッシ24gへ交換作業 2002.12.27   もどる

おれは、乗り物がミッションじゃないとだめだ。って人がいると思う
私もその一人であった

ただ、普通のミッションではダメだ、クロスミッションでなければ。
ちゃんとギヤ比の合ったミッションじゃなければ、今時の良くできたATに乗っているほうがナンボかマシだと思っている。

残念ながら、普通の車は、燃費対策だからか、1−2速のギヤ比が離れている。峠でストレスがたまり楽しくない。
小型車でぶん回して峠を乗りまわすなら、クロスミッション搭載車か、社外パーツでクロスミッションがある車種をオススメするのである。かなりお値段が張るが、ミッション大好きな人間にはぜひともオススメな改造である。一箇所だけ交換できるなら、私は迷わずクロスミッションにする。小排気量でクロスミッションは、峠で最高の快楽をあなたに与えてくれることを約束しよう。大排気量にはない、回しきる楽しさがそこにある。小型車だと、そんなにお金もかからないし(笑)

ただ、クロスミッション自体は非常に高価である。安くても15万はする。その上、 FFだとエンジンを下ろして、ミッションケースをばらしての交換になり工賃も非常に高価になる。
軽量フライホイール、競技用マフラー、ショック交換、エンジンマウント交換、パケットシート交換などなどするともっともっと楽しくなるぞ!
蛇足だが、車高を下げるのはキライである。公道ではエンジンがぶつかって壊れる可能性が高い、いや壊した(笑)  公道ならノーマル車高程度が良いデス。

ってことで、話がそれ始めたので、本題に入る。
銀翼はベルトコンバーター式のスクーターである。
ウェイトローラーを変更することで、加速時のキープ回転数を簡単に変更できる。車で言う、ミッション載せ換えのようなことが、結構簡単に安くできるのだ。駆動系のセッティングの変更はのんなに単純ではなく、クラッチ系のセッティングなど、奥が深いものがある。
けど、まあ、やってみる価値がある

 

ウェイトローラー、マロッシ24gをあまのちサンに安く譲っていただいた
ありがとうございます


おなじみ駆動系

 


カバーを外します

 


駆動系さん、コンニチハ

海外仕様です
工賃計算が厳密なバイク屋では、ココまで分解してから駆動系交換の作業してもらうと、工賃が安くなる。
カネが無い人は、オススメ。けっこうココまでバラスのが、一番面倒なのである
リヤタイヤ交換で、マフラーを自分で外しておくと、工賃安くしてくれるはずだ
工賃計算が厳密ならば。

 


裏技!タンデムのボルトを使用するのだ!

KIRARAさんのHP の足跡 JINさんのアイデアを頂く。これは、良いアイデアである!
ありがたく頂いた

実は、この方法を知らないその昔、一人で必死に外そうとしていた。
見かねた近所の漬物屋の社長さんが、手伝ってくれてやっと外れたのである。
出荷時のボルトはかなり固く、二人でも苦労した。


キック一発。怪我せんといてね、責任取れないから(笑)

掛け声は「オラァ」もしくは、「アタァ」がいい。一撃で緩む。
わかっていると思うけど、時計方向でネジは閉まるゾ

あとは、バラバラと分解するだけだ


 


48000キロのドライブフェイス

結構段差ができていた。
換えたら、効果ありそうである。
純正で2650円

 

 

 


ムーバブルドライブ

ウェイトローラーが移動する溝に段差が発生していた。
黒いカスが詰まっていたので、清掃する。
エアーがあれば楽なのだが・・

ベルトは24000キロ程度で寿命だったと記憶している
2回目のベルト交換で、駆動系を総とっかえしてオーバーホールしてやると、パワーがよみがえる可能性が高い

 

 

 


左、海外仕様ウェイトローラー。右マロッシ24g
材質がチョット違う。定期的に開けて、チェックしたほうが良いかもしれない。
基本的にレース用のパーツで、純正の耐久力など全く保証していないので、注意が必要だ。

 


ウェイトローラーカバー(正式名称 プレート、ランプ)をスライドさせるパーツ。
この画像ではわかりにくい。少し変磨耗していた。

 

 


サクサクと組みつける
ネジと座面にオイルをつけろと、マニュアルでは書いてあった

一応、トルクレンチでやってみた。108Nとのこと
大体、上半身で押さえ込むぐらいの強さだった

工場出荷時は、本当にとんでもないトルクで固定されていた。
だから、 そこそこ思いっきり閉めても大丈夫と思う。

 

 


使った工具

17-19 オフセットメガネレンチ
10-12 オフセットメガネレンチ (無くても大丈夫)

ユニバーサルホルダー 07725-00030000 (サイズさえ合えば、汎用品でもOKと思う)

8mm ディープソケット (1/2レンチの場合、ソケットが入らないボルトがある。細ければディープは不要) 
12mm ソケット
17mm ソケット  
ラチェットレンチ(って名称だったかな?)
延長棒 (必須)

8mm 六角レンチ(もしかしたら10だったかな・・メガネレンチと組み合わせて使用。タンデムステップ取り外しに必要)
4mm 六角レンチ カバー取り外しに必要

サービスマニュアル

 

 

試乗インプレ

・加速アップ
加速時の回転数が5000回転。
明らかに加速は速い。グッと来る
加速時の回転アップは、実際の走行時の馬力アップである。

・不満点
トルクの立ちあがりが唐突に感じる。セッティングが崩れたせいだろうか?
海外仕様のほうが、マイルドな立ちあがりで乗りやすかった気がする。
体が海外仕様の回転数との加速感を覚えているからだろうか?
慣れの問題だろうか?

微小アクセル調整ではなく、大雑把なアクセルON−OFFで速度調整をすると、楽に走れた
しばらく乗っていると、特性になれてきたようだ。微小アクセルで速度コントロールできるようになった。

・注意点
コーナー時は少し慎重に開ける。海外仕様でリヤタイヤがズルズルする場合があったからだ。
海外仕様は、そのあたり微妙なセッティングである
マロッシ変更なら、安易に全開は、ちょっと気をつけたほうが良いとおもう。
特にグリップの低い冬は。

・実際はどう?
今回は天候が悪い為、峠には行かず。
以前、峠で24g仕様に乗ったことがある。 立ちあがりで半馬身差をつけられる加速の差がある。
上り坂でノーマルとの比較なら、1馬身は差がつくかもしれない。

峠で速い人にもオススメだが、私のようなヘタクソな人にもオススメである
立ちあがり加速に余裕が出来るので、コーナーをゆっくり曲がれる。
峠な人、追い越しな人は、オススメ改造と思う

耐久性だけが、データー不足である。ちょっと不安があるのは、事実。
ある程度で、チェックする必要があると思う

 

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